赤レンガの文化財調査始まる!

赤レンガの文化財調査始まる!

2012年2月21日
まずは朗報です。
赤レンガを管理する千葉県健康福祉政策課が赤レンガの文化財調査に入るとのことです。
調査団の詳細はまだ不明(2月20日現在時)ですが、今年3月末までに、確実に実施するとのことです。ようやく一つの進展が生まれたといえるでしょう。
2002年の千葉県血清研究所閉鎖以来、見向きもされなかった赤レンガ建造物がやっと注目されて、陽の目を見たといえるでしょう。とはいえ、新たに結成される調査団がどんな結果を報告してくれるか、また心配の種でもあります。
調査が行われて後「保存の価値なし」と判定されて、土地の再生利用の邪魔者扱いされて取り壊されていった貴重な建物は全国各所に数限りなくあります。
我が愛する国府台の赤レンガは明治20~30年代建造(推定)のフランス式積み立ての貴重な建物ではありますが、外見の派手さもなく、1階は薬品貯蔵室に改造するために壁一面にモルタルが吹き付けられています。
しかし、明治初年以来の日本陸軍の発展と破滅の歴史を、それとともに重荷を負ってきた軍郷・軍都市川の歴史を静かに見つめてきた貴重な文化的証人でもあります。そうした国府台の赤レンガの歴史的特徴を、調査団の方が深く認識されることを願うばかりです。

「赤レンガをいかす会」代表 吉原廣

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