2014年 新緑の赤レンガ見学会が開かれました!
6月7日(土)、「少雨決行!」と予告したとおり、折からの停滞前線による雨模様の中、2014年新緑の赤レンガ見学会が実施されました。
10時から13時までの間に、165名の参加者が来てくださいました。
今回は、多くのマスコミ新聞やミニコミ誌が事前に記事を掲載してくれたおかげで、新しい見学者が増えて、悪天候にもかかわらず盛況でした。ご来場くださった皆様方に、御礼申し上げます。
季節に合わせるように、赤レンガ建築物の壁には四方に蔦の葉が生い茂り、崩れた西側の屋根瓦の周囲にも草が盛んに勢いを伸ばしていて、見た目にはきれいな光景でしたが、専門家に言わせると、これらの植物の攻勢はただ建物を痛めつけるばかりのようです。
見学会の合間の全体報告会では、旧千葉県血清研究所で働いておられてた方から、当時赤レンガがどのように使われていたかや「敷地の奥には出入りできる裏道があったはずだ」といったお話をされました。
赤レンガをいかす会の4年ばかりの活動の成果といってもいいと思いますが、この建物の文化財的価値が見直されて、もうそう簡単には壊されることはなくなったようです。とはいえ、再生利用や積極的保存といった対策はまだ日の目を見ず、屋根や壁の損傷部分も拡大しています。
会では、当面の保全策や「少ない予算で市民に楽しんでいただく方策」などを提言して、県との話し合いを進めていきたいと考えています。
皆様の一層のご支援をお願いします。
次回の見学会は来年まで持越しです。改めてご連絡しますので、ご期待ください。