はじめに
2002年8月の初演以来、2年に1度、7回にわたって上演してきた『いちかわ市民ミュージカル』は、今や市川市民の誇りともいえる活動に発展しています。
行政主導ではなく自主的な市民文化芸術活動として、これだけ長く続く、またこれだけの規模と芸術性を備えた市民ミュージカルは、全国でも珍しい活動です。
「いちかわ市民ミュージカル」の目的 ~面白いことでつながろう~
(1) 創造の喜びと世代を越えた交流を楽しむ
子どもからお年寄りまでの三世代市民が、芸術文化の創造の喜びを味わうとともに、世代を超えて交流して互いに理解し学び合う。
(2) “わが街市川”を愛し絆を結ぶ
地域の現実や歴史や、人を知ることで、わが街市川を愛するとともに、芸術・文化活動の喜びを通して絆を結び、文化的なまちづくりに寄与する。
市民ミュージカルの基本方針
『市民の 市民による 市民のためのミュージカル』
2つの目的に共感して、一緒に舞台を創りたいと思う方なら、市川市民以外の方も自由に参加できます。
指導者や舞台技術者には専門家が参加しますが、舞台のほとんどは同じ市民が責任を担います。
舞台は自分一人では創れません。市民がスタッフとして、サポーターとして、出演者として、舞台を創っています。
本番を迎えるまでには衣装や道具作り、受付や保育、荷物運びなどのサポートや裏方には様々な人たちの智恵や力が必要です。
専門家と市民スタッフと出演者が一体となって感動を味わいましょう。
幼児からシニアまで出演者一人一人が責任をもちながら、困ったときには助け合います。大人は子どもたちに進んで声をかけ、家族以外の地域の大人と子どもが、遠慮なくわからないことを聞き合ったり、応援したり、誉めたり、注意したりできる三世代のつながりをつくることをめざします。
実際、これまでの参加者はみな一様に、
「稽古がすごく楽しかった。たくさんの友だちができた。
満員のお客様の拍手を受けて鳥肌が立った。
これが地域で仲良くなるってことなんだ!」
と感想を述べられています。