赤レンガを活かした国府台のまちづくり
赤レンガを活かした国府台のまちづくり

-教導団時代の赤レンガ武器庫をまちのシンボルとしてー
毎年秋恒例の市川駅南口図書館での展示が開催されます。
▶日時:2025年11月1日(土)~ 2025年11月27日(木)
9:30~21:00(平日) 9:30~18:00(土日祝)
▶休館日: 11/4、10、17、25
▶会場:市川駅南口図書館 えきなんギャラリー 【アクセス】
▶主催:市川駅南口図書館
▶総括:赤レンガをいかす会
▶企画・制作:赤レンガをいかす会ユース部
千葉商科大学政策情報学部 榎戸ゼミ/吉羽ゼミ
和洋女子大学家政学部 金指ゼミ
まちかどの近代建築写真展実行委員会
市川国府台には古くから漁労、農業に根差した暮らしを基盤とする社会があった。
また政治、信仰を中心にした時代もあった。江戸時代には江戸の人々が観光を楽しむ場所であったことが江戸名所図会にも描かれている、人々が暮らす地域だった。
明治18年には陸軍教導団が本拠地を構えてから昭和20年の太平洋戦争終結までは陸軍基地として暮らしの場所とはかけ離れた時代があった。戦争後一帯は学園を中心とする病院、運動場などに切り分けられその中に割り込む形で千葉県立血清研究所が造られた。その敷地内に教導団時代に建てられた煉瓦造の武器庫が遺っている。全国でも少ない戦争遺跡であり建築遺産である。武器庫は血清研究所の製品倉庫として使われた。その赤レンガは、未だひっそりと存在する。
いまこの地域を概観するとはっきりした計画性が見られない道路と地割になっていて地域のポテンシャルをいかした街とは言いにくい。今後時間をかけて見直し改良を加えることでより魅力のある、人の暮らす街に作り直していけるのではないか。新しい国府台のシンボルとして赤レンガを活かしたい。

