いちかわ市民ミュージカル

三世代市民の文化交流と地域のつながりを求めて

はじまり

「つながりの」出発(たびだち)

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キャストにもスタッフにも、実に才能豊かで魅力あふれる人が集まっています。おもしろい活動にはおもしろい人たちが集まってくる。この”出会い”はまさに驚きです。稽古場となった体育館のムッとするような熱気の中で、汗にまみれた子どもと大人が真剣な表情で向き合っています。これも驚きです。

そして一方、おとなの評価を気にしすぎて、自分の心がどこにあるのかもわからないでいる子どももいます。背を丸め、息も浅く、何か急ぎたてられるように動く子どもと大人の身体があります。

そこからの出発です。舞台表現が持つ不思議な力を信じて、やりたいことを素直にやれる身体、湧き立った感情をそのままに発散できる身体を取り戻したい。長く厳しい稽古を通して、一人ひとりがひと皮むける喜びを体験したいものです。

これからの街は、一人ひとりの市民の自由で共生的な「つながり」で形作られていくでしょう。心豊かな人間の暮らしを取り戻すために、思い切り楽しい市民文化の花を咲かせたい。そして、子どもと文化を大切にする新しい街を築きたい…本番に向けた多忙な日々の中で、”出会い”を楽しむ人たちとそんな夢を語り合っています。

テーマは「つながり」です。人々のつながり。地域のつながり。命のつながり…。

この「市民ミュージカル」がこれから先、市川という街で、どのような新しい”つながり”を生み出していくのか、なんとも楽しい期待で一杯です。

吉原 廣(いちぶんネット代表 / 作・演出家)